1 ![]() 視線の先に捉えたアルファベットは当然EXPOの4文字。ショーケースに鎮座したその一冊の衝撃は...あっ!えぇっ!を二回繰り返す程だった。 うわぁ...”幻の万博本”EXPO OSAKAじゃないか!大阪万博に関する書籍は数あれど頭に”幻”の冠を付ける事が許されるのは、ほんの僅か。その中でも”幻指数”が極めて高い万博本は「エキスポ オサカ」ではないだろうかと勝手に認定している。 エキスポオサカは二人のフランス人カメラマンが約15日間に渡り撮影した大阪万博の写真数千枚のなかから選んだ約500ページもの会場風景が写る写真集。 全ページモノクロとは言え、他には無い万博風景が満載されている貴重本。フランス人がとらえた大阪万博の日本人のカットも多数ある。 15日間も腰をすえて撮影するなんて凄い。 幻の幻たる所以は、その存在自体があまり知られていない点でもある。03年頃に運よく入手したがそれまで全くその存在自体を知らなかった。日本語解説が付いているとは言え洋書であるが故、一般書店には並ばなかったのだろうか?広告など出なかったのだろうか?値段はいくらだったのだろう? 05年発売されたEXPO70驚愕大阪万国博覧会のすべての中にその一部が載っていたのを見た時は、俺だけのエキスポオサカだと思っていたので少しガッカリしたものだ。知っている人は知っているし持っている人は持っているんだなぁって..時々コメントを下さる、まつかぜさんに「あっ、それ持ってる」ってあっさり言われたこともある...「えっ 俺だけのエキスポオサカ持ってるの?(ガクっ)」って.. 「驚愕の~」を改めて見てみると前々回書いたタワーのジョイントと柱の疑問点を解決する写真を見つけた。あの二つは開催時からあの付近にあった。位置は少し移動しているのかも知れない。菊竹さんの事務所には沢山、あんな写真があるんだろうなぁ。見たいなぁ。 約4年ぶりに遭遇した俺の”エキスポオサカ”。写真集が豊富なこの書店だが何故か、此処では一度も万博本に出会った事は無かった。それがいきなりのショーケースにドンだ。それは、この本がショーケースに入ることが許された特別な本であると言う証明に他ならない。勿論、値段もショーケース価格である。あっ!えぇっ!の驚き...それは探していた書籍を見つけた時の喜びとは違う感覚。こんな表舞台に出てきてしまっては駄目だ。君は幻のままでいてくれ。俺だけの”エキスポオサカ”。 写真集に載らなかった残り数千枚の万博風景。いったい、どんな万博シーンをとらえているのだろうか?それらは遥かフランスの地で永遠に眠り続けるのだろうか?何とか陽の目を見る機会は無いものか?エキスポオサカvol.2は永遠の幻なのか? ▲
by banpakutantei
| 2007-04-21 20:08
| 万国博
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![]() 当時ロビー人形と呼ばれ、せんい館おじさんとも呼ばれている。 作品名としての正式名は四谷シモン作、ルネマグリットの男なのだそうだ。高さは約2メートル位ある。当時20体存在したマグリット人形。20人の兄弟は万博閉幕後、どの様な運命を辿ったのだろうか? 万博に展示された人形達。彼らは閉幕を期に離ればなれになったと思われる。可愛らしいとは程遠く、愛嬌も感じられずどちらかと言えば不気味な感じ。 知らずに見ればぎょっとする。はっきり言って怖い。そんな人形達。当時入らなかった、せんい館だったが今あったら最も入りたいパビリオンの内の一つだ。 一体は倉敷のクラボウ記念館の万国博せんい館記念室に移された。それも今は展示されていないそうだ。せんい館資料室、一度行ってみたかった。 前々々回書いた様に千里中央の店の前にも一体あったのも確認されている。 一番有名なのは大阪平野区の洋服店にあるもの。最初二体あったそうだが一体は研究の為、壊されたそうだ。 現在残っている一体は以前は屋外に立っていたが現在は店の中に入って通りを眺めている。重要文化財なので屋内保管はいいと思う。 更に一体は1971年の状況劇場の『吸血姫』に特別出演した。これは新宿で行われた四谷シモン展で公開されたものか?徳島に出没したらしい一体もある。 そして一昨年、東京で展示された一体もある。これは後日知った為見損なった。番号が付いていないと思われるので何号と何号が残っているのか解らないし公に出たものの内同一のものがあるかも知れない。 先日万博マスターS氏と電話で話ていると何と神戸に個人所有している人がいるとの事。ヘェー凄い。何時入手したのかを聴きそびれたが何でも骨董市で手に入れたとか...いったいいくらで購入したのだろう?骨董市にあの巨体が佇んでいる姿を想像してみる。凄い。 ケンタッキーの前にカーネルおじさんの代りに佇んでいる姿を想像してみる。怖い。カーネルおじさんと並んでいる姿も想像してみる。.....。 で考えてみるに現存するマグリット人形は3~4体くらいか?いや20体もあったのだから未だどこかに眠っているかも知れない。幻のマグリット人形を探す旅も面白そうだ。 可能性は極めて低いがタイムスリップグリコ大阪万博編第二弾があったなら...是非ラインナップに加えて欲しい。 コンプリートは勿論だが、もしマグリット人形が微妙に違う20種20体あったとしたら...「あー、どうしてもマグリット7号と15号が出ない」「うわぁまたマグリット3号だ」 「貴方の持っているマグリット9号、15号と僕の持っている14号、16号と交換して下さい」「シークレットはマグリット1号」「マグリットを探せ」って事になる? ▲
by banpakutantei
| 2007-04-15 22:54
| 万国博
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![]() 万博開催時は銀を基調色としていたエキスポタワーだったが今何故、お色直しなのか?”ギンギラギンにさりげなく”塗り替えられた元タワーオブライフ。 ”そいつがおォーれのやりかたぁ”と塗り替えられたボールジョイント。”マッチでぇーす”と塗り替えられた柱。前々回のシルバー仮面らしきものは実はアイアンキングだったのでシルバーつながりとはならなかったが銀だらけ。イッツ・ア・シルバーワールド。 多くの謎掛けをしてきたタワー跡地。下の写真を並べれば施工前、施工後の変化が解る。今迄の謎は謎のままだったが今回の変化は見てそのまま解る変化。でも理由は解らない...それがまた新たな謎でもある。よく見てみればパネルにはめられた照明のカバーの様な樹脂カバーが二つ程取れてしまい内側が覗いている。 あまり注目されていないが以前からこの場所にあるボールジョイントと柱。これらはいったい何時からここにあるのだろう。開催時タワー下に電球の付いたボールジョイントのオブジェがあったが、それが今ここにあるボールジョイントなのだろうか?ではジョイントの奥にある柱は?ジョイントと柱が各一個。 大体これらは建築時のあまりなのか、それともタワーのどこかについていたものを外したものなのだろうか?ジョイントから出ている手の先端の事を考えると外したものみたいに見えるが...でもどこから外したのだろう。そう言えば以前タワーのふもとにあったショップタワー(元案内所)のテッペンにもタワーの部材の余りみたいな部材が付いていたが... そんな事を考えてみれば、ここは以前から謎掛けの場所だったって訳だ。メタル化されたタワーの部材の写真が送られてきたのは先月の16日。その後元タワーオブライフの位置に変化はあったのだろうか?数十年ぶりに塗り替えられたジョイントと柱。多分パネルを塗った際「あっ、ついでにこれも塗っちゃって...」なんて感じだったのではないだろうか。 ▲
by banpakutantei
| 2007-04-07 16:44
| 万国博
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![]() 早速YouTubeで見てみると石橋”夜明けの停車場”正次が出ていた。♪ひとりで旅に出る俺は悪い奴。今でもスラスラと歌える。米屋のS君の家の納屋でよく歌ったもんだ。 今迄、多くの謎掛けをしてきたタワー跡地。いつもは冷静にメールをくれるOさんの文章が珍しく揺れていた。そのメールの最後にはタワー跡地で仰天の事実が...と締められていた。画像は次回。と綴られていた。 一体タワー跡地で何が?!まさか本当に生命の塔として天空に延びた?なんて事は....?「画像急げ」と打電しその状況をしばし待つ。早速送られてきた画像にしばし唖然としていた。 元タワーオブライフが謎の八角形の跡を残し、以前から残っていたボールジョイントの遺構の側に移動していた。いったいいつの間に...いつ、誰が、どうやって? 熟れきった果実が落ちてきた聖地を移動しちゃっていいのか?これだけ見ると元タワーオブライフが解体されてしまうのか?と考えるが...送られてきた写真を順番に見ていく。最後の画像には唖然とするシーンが写っていた。跡地の隅に移動した元タワーオブライフの残骸。物語は未だ続くのか?新たな謎掛けは続く。 ▲
by banpakutantei
| 2007-04-03 03:32
| 万国博
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