菊竹清訓さん逝去。建築界の巨匠がまた一人いなくなってしまった。合掌。
「ええっ、そんなぁぁぁ...」。9月、メタボリズム展の2日目に菊竹さんが参加するシンポジウムがあるって知った時には既に満席となっていた。それ程直前に知った訳でもないのに...。
でもその日に行けば会場でお会い出来るかもなんて、淡い期待を抱きつつ行ったけども結局淡い期待のままだった。
会場では久しぶりにエキスポタワーキャビンのパネルを見たし、クラウスさんのタワー解体のスライドショーも映し出されていた。
一番印象に残っているのはタワーの巨大な図面。縮小版でも良いのでおみやげ化して欲しかった。
展示を見終わり、菊竹さんがシンポジウムに登壇している頃、六本木ヒルズの屋上に初めて登ってみた。「おぉ...アクアポリスの上ってこんな感じだったんじゃない?」
見る事も行くことも出来なかった幻のEXPO75のシンボル、アクアポリス。メタボリズム展で味わうアクアポリスの幻影。
2010年、久しぶりの海洋博公園は以前より整備されていた。前回来た時と同じ様に蒸し返った夕陽の広場にはアクアタウンと言うアクアポリスの幻影が建っていた。目をつむり薄目に開くと本当にアクアポリスがある様に感じた。