<   2009年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

EXPO70に見えるもの。別府都市伝説。

d0065737_23535458.jpg前回、婆さんが教えてくれた貴船城以前にあったとされるビルマ館は、年代から言っても在りようが無かった訳だが、婆さんが見たと思われるビルマ館の様なものが気になった。

婆さんの話に確かに、おかしな箇所はあった。貴船城以前にあったとされるビルマ館の話が途中で別府タワーに変わっていたりしたからだ。

「それでな、その建物は壊されたんだが上の部分だけ残っとる。」「えっ?残っている?何処にですか?」「北浜って言うて駅の方じゃ。」「北浜?」「そうじゃ。」「北浜って?別府タワーの事?」「そうじゃ。」

「そうじゃ。」って、いくらなんでも別府タワーは違うでしょう。通天閣よりも新しく東京タワーよりも古い別府タワーは今年で50歳。同じ設計者によるタワー六兄弟の三男。万博よりも10年以上古いので使いたくても使えない。

しかし別府タワーはビルマ館の上の部分だった。って...「似ている。確かに。違うけど、凄いよ婆さん。ビルマ館の写真から別府タワーが出てくるなんて...あれは確かに”エキスポ70”に見えるものだ。」 比較してみる。

空振ってしまったが貴船城から乗ったタクシーの運転手さんにもビルマ館の写真を見せた。最初は「いやぁ知りませんねぇ。」と言ったが「あれっ?これって..」「運転手さん見た事ありますか?」「いやぁ。何処かで見たような記憶があるんだが。こんな処にって。」「運転手さん、思い出して!私をそこに連れてって..」

「うーん。」運転手さんは何かを思い出そうとしていた。「運転手さん!がんばって!それっ!」「えーと、あれは何処だったかなぁ...」運転手さんは遠い記憶の深海に沈んでいる、かすかな風景に手を伸ばしている様だった。この街の何処かで見たもの。それは深海魚の様に僅かな光を放っていた。

「あー駄目だ。思い出せない。すいません。」掴みかけた風景は、記憶の底に再び沈んだ。今思えば運転手さんが見たかも知れないものは あの畑にあって朽ちて行ったビルマ館の上の部分だったのかも知れない。

別府タワー展望台の写真はこちら
[PR]
by banpakutantei | 2009-06-29 01:16 | 万国博 | Comments(4)

白蛇と言えば小柳ルミ子の白蛇抄。別府都市伝説。

d0065737_135815.jpg「あぁこの建物か。知っとるよ。」「えぇ、知ってるんですか?」「あぁ知っとる。」

彼女はキッパリと言った。本サイトで公開した湯煙旅情~幻のビルマ館万博遺跡蟻地獄 内における住職に話を訊く前の話。

ビルマ館の写真を見せて「あぁ知っとる。知っとる。よぉーく知っとる。」と答えてくれる人を探していた。

地元の方が訪れる足湯に浸かっていた75~80歳の老女にビルマ館の写真を見せた時の話。大阪万博終了後、四捨五入すれば既に40年。よぉーく考えてみても、遥か遠い昔の出来事だ。

目の前にいる老婆が80歳だとしたら、あの頃の彼女は40歳。熟女になりかけだった女性は立派に熟し今では完熟している。あの頃貴方は若かった。美しかった筈だ。現在の私より若かった。「あれから40年...」綾小路きみまろの台詞である。

自分ではあまり感じていないが、追い求めている幻はそんな昔の出来事なのだ。皆「知らない。」と言っているが忘れてしまっているのかも知れない。

「あそこに城が見えるじゃろ。貴船城って言うんじゃが。」「白蛇がおってなぁ。今のは二代目じゃが、初代は入口でホルマリン漬けになっとる。」「入ると二代目の白蛇を出してきてくれてのぉ。」「にいちゃん、あれ撫でると金運が良くなるで。」

貴船城...さっき行ってきたばかりだ。別府と熱海は何か似ている場所が多い。海あり山あり温泉あり、秘宝館あり仏舎利塔ありお城ありだ。別府から小高い山の頂きに姿を見せる謎の城郭。それが貴船城。キフネキャッスル。

城内に入ると係りの男性が小屋の様な場所から、本当に白い蛇を掴んで出して「ほれ、触ってごらんなさい。」と勧められたが「え、 遠慮しておきます。」とお断りした。金運を呼ぶと言われている白蛇はビビッて触る事が出来なかった。

「あそこに、にいちゃんの探している建物はあった。」「あの形は観光地別府にふさわしくないと、壊された。その後に出来たのが、あの貴船城。」

「えっ、この建物(ビルマ館)はあの城が出来る前に、あそこにあったのですか?」「あぁ、そうじゃ。」「行って訊いてみるといい。」

まさか...!。を信じて再び訪れた。「ここに、こんな建物が建っていたと聞いたのですが...」ビルマ館の絵葉書を見せる。「大阪万博の時のものなのですが...」  沈黙...「知らんなぁ..」「ここは昭和32年に建ったんだが...」昭和32年...万博は45年。ばぁさん....。貴方が見たものは?
[PR]
by banpakutantei | 2009-06-21 04:04 | 万国博 | Comments(0)

夜間飛行で口ずさむのは石川さゆり「さよならの翼」。

d0065737_131315.jpg大分空港 離陸前。見かけた事のない真っ赤な機体が頻繁に何度も離着陸していた。

「すごい本数の離着陸だけど、一体何処から来て、何処に行くのだろう?」

てっきり何機も離着陸しているのかと思っていたら同じ機体が繰り返しテストしていた様だ。「なぁんだ、分身の術だったのか。」

その離発着していた飛行機が拠点とする空港が2日前に、すったもんだの末、開港した静岡空港らしい。機体のFDAとは冨士ドリームエアラインの略。

別府湯煙旅情~幻のビルマ館を探す旅を終えた男は離陸前の、まったりした時間を過ごしていた。

飛行機の離発着が見えるレストランのカウンターでビールと関アジのフライを食べながら、この旅を振り返っていた。

ビールとアジフライ。何と素晴らしい組み合わせなんだ。男はフライでビールを飲むのが大好きだった。

別府湯煙旅情~愛の逃避行 血の池地獄。湯煙に身を隠した男と女。確かにそんな雰囲気の二人は別府地獄めぐりにいた。そんな旅に憧れていた男は思惑とはうらはらに一人旅だった。

一人で地獄温泉プリンなど食べてみた。地獄を旅する怪しい雰囲気の男女のそばで万博遺跡 蟻地獄にはまり、もがく男。はまって、もがいて写して来た画像 別府湯煙旅情~幻のビルマ館 万博遺跡蟻地獄をUPしました。
[PR]
by banpakutantei | 2009-06-06 14:32 | 万国博 | Comments(12)