白蛇と言えば小柳ルミ子の白蛇抄。別府都市伝説。

d0065737_135815.jpg「あぁこの建物か。知っとるよ。」「えぇ、知ってるんですか?」「あぁ知っとる。」

彼女はキッパリと言った。本サイトで公開した湯煙旅情~幻のビルマ館万博遺跡蟻地獄 内における住職に話を訊く前の話。

ビルマ館の写真を見せて「あぁ知っとる。知っとる。よぉーく知っとる。」と答えてくれる人を探していた。

地元の方が訪れる足湯に浸かっていた75~80歳の老女にビルマ館の写真を見せた時の話。大阪万博終了後、四捨五入すれば既に40年。よぉーく考えてみても、遥か遠い昔の出来事だ。

目の前にいる老婆が80歳だとしたら、あの頃の彼女は40歳。熟女になりかけだった女性は立派に熟し今では完熟している。あの頃貴方は若かった。美しかった筈だ。現在の私より若かった。「あれから40年...」綾小路きみまろの台詞である。

自分ではあまり感じていないが、追い求めている幻はそんな昔の出来事なのだ。皆「知らない。」と言っているが忘れてしまっているのかも知れない。

「あそこに城が見えるじゃろ。貴船城って言うんじゃが。」「白蛇がおってなぁ。今のは二代目じゃが、初代は入口でホルマリン漬けになっとる。」「入ると二代目の白蛇を出してきてくれてのぉ。」「にいちゃん、あれ撫でると金運が良くなるで。」

貴船城...さっき行ってきたばかりだ。別府と熱海は何か似ている場所が多い。海あり山あり温泉あり、秘宝館あり仏舎利塔ありお城ありだ。別府から小高い山の頂きに姿を見せる謎の城郭。それが貴船城。キフネキャッスル。

城内に入ると係りの男性が小屋の様な場所から、本当に白い蛇を掴んで出して「ほれ、触ってごらんなさい。」と勧められたが「え、 遠慮しておきます。」とお断りした。金運を呼ぶと言われている白蛇はビビッて触る事が出来なかった。

「あそこに、にいちゃんの探している建物はあった。」「あの形は観光地別府にふさわしくないと、壊された。その後に出来たのが、あの貴船城。」

「えっ、この建物(ビルマ館)はあの城が出来る前に、あそこにあったのですか?」「あぁ、そうじゃ。」「行って訊いてみるといい。」

まさか...!。を信じて再び訪れた。「ここに、こんな建物が建っていたと聞いたのですが...」ビルマ館の絵葉書を見せる。「大阪万博の時のものなのですが...」  沈黙...「知らんなぁ..」「ここは昭和32年に建ったんだが...」昭和32年...万博は45年。ばぁさん....。貴方が見たものは?
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by banpakutantei | 2009-06-21 04:04 | 万国博 | Comments(0)


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