大阪万博ワイヤレスフォンを見に行く。

d0065737_0291666.jpg四月初旬。以前書いた”塩漬けされた映像は”に登場した卵型ブース。おぉ..残っていたのか!との喜びもつかの間。テレビに映ったそれはレプリカだった。そうかレプリカだったのか...落胆&消沈。

がレプリカであろうとも見てみたいとの思い、そして映っている少女の人形が持っている電話は本物だと言う話...。♪行かなくちゃ..君に会いに行かなくちゃ...♪と訪れたNTT武蔵野研究開発センター。当日は傘不要のお花見日和。

NTT武蔵野研究開発センター内技術資料館。世に電話マニアの方がいるとしたら泣いて喜ぶであろう展示品の数々。日本の通信の歴史がそこにあった。写真でしか見た事が無い電話、巷で見かけなくなった懐かしい電話等々。

ここは現代版”電気通信館”。電話、通信に関する物なら殆どのものが(多分)あるのでは...と思われる。しかしその充実した収蔵品と立派な建物にも関わらす此処の一般公開は年に数日だけなのそうで、今回も武蔵野市の桜祭りに併せての一日限りの一般公開なのだ。こんな感じ。

是非共残っていて欲しかった、卵型ブース。でもレプリカでその雰囲気を味わうだけでも良しとするしかないか。あの頃描いた未来..いやそれ以上の進化を遂げているのが電話だろう。携帯は今や一人一台の時代に、テレビ電話も実用化されるなんて...嗚呼 あの時携帯があったなら...と言う人も多いだろう。

その元祖となった大阪万博でのワイヤレスフォンの現物。これは、大阪万博遺産でもあり産業遺産でもある。係員も「これが 大阪万博の電気通信館で展示された 携帯電話の元祖です。」と力説していた。

そんな携帯が普及し始めたのは万博から17年後の1987年だそうだ。世はバブルの最盛期。初期モデルは現在のものと比べれば携帯と呼ぶには未だ大きかった。しかし、あの大きさは”私は携帯電話を持っていますよ”と周りの方々に解って頂く為に必要な大きさだったのだ。

”こんなの持ち歩くほど忙しい俺だからこそ持てるこの逸品”。現在の様に小さければ価値は無し。あのサイズは最初の頃、手にした方のステイタスに比例した大きさだったに違いない。

そして、それと同時期に上場され発行されたのがバブル時代の象徴、NTT株。NTTに関するものなら何でもありそうなこの資料館にNTTの株券は展示されていなかった。しかし株券の電子化に伴い、あの株券も何れ展示されるかも知れない。初期の携帯が産業遺産であるならば、あの株券は経済遺産とも呼べる。テーマは”NTT株とその時代”。

この年一株318万の高値を付けたNTT株と同じ時期に登場した携帯電話。この二つを並べて展示する事でバブルと呼ばれた時代を検証しようと言う訳だ。ちなみに最近の株価は45万円前後。以前のタイトルに絡めれば”(何年も)塩漬けされた株券は”となっている方も多いだろう。株価も携帯も同じ様な割合で目減りした金額となった。
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by banpakutantei | 2008-04-22 02:19 | 万国博 | Comments(0)


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