ラオス館銀世界。

d0065737_073041.jpg何度、訪れている場所でも、なかなか出会えない風景と言うものがある。どんな場所であっても何時も同じ表情を見せている訳ではない。季節によっても違うし、時間によっても違う。当然天気によっても違う。

特に雪景色の銀世界となれば辺り一面、別世界となる。雪国でない場所の銀世界は、近くに住んでいたり、よほどタイミングが合わないと見る事は困難な風景。ここ数年の暖冬では、益々出会えるチャンスは少ないだろう。

例えば絵葉書によくある金閣寺の雪景色。特に好きな訳でもないが何故か10回以上は訪れている金閣寺。でも雪の金閣を見た事は無い。足跡一つ無い庭園。水に映る雪化粧した金閣。ディス・イズ・日本。きっと偶然よりも狙わなければ遭遇出来ない景色。どちらかと言えば土産店で見る機会の方が多いだろう。

Oさんから頂戴した、今年の万博公園のカレンダーの1月は太陽の塔の銀世界だった。太陽の塔雪景色。これも未だ出合った事の無い景色。イズ・ディス・バンパクコウエン?えっ、これが万博公園って感じ。まるで別の場所に太陽の塔が建っているかの様だ。

せっかくだから、鉄鋼館の銀世界も載せて欲しかったがこちらは当然無し。リコー館、化学工業館跡などの芝生越しの風景も良いと思うのだが...この日は新世界も銀世界だったのだろうか?雪の通天閣。雪の銀と通天閣の銀。これも未だ私には幻の風景だ。

ラオス館昭和寺を管理されている入来院さんから届いた年賀状にも幻の風景が写っていた。そこに写るラオス館の雪景色も長年見てみたいと思っていた風景。写真でも見た事が無かった別世界。ディス・イズ・ラオス。それは頭の中に描いていたイメージとほぼ同じ景色だった。

ラオス館のすぐそばにはスキー場がある。冬はスキーが出来る様な場所にラオス館は建っている。霧と雪に耐えてきた傷みだらけの万博遺跡。大工さんの話では500万円の予算があれば、40年はもつ建物に改修可能なのだそうだが残念ながら募金の集りは良くない。

この時期、ここを訪れる者は殆どいないだろう。一面の銀世界に閉ざされた冬を38回も越してきた万博遺跡の奇跡。そんなラオス館の銀世界は→こちら 今回はアイルランド館の新しい資料も載せてみました。

未だ解体も決まっていなかった頃、エキスポタワーふもとで雪が降って来た事があった。おぉ雪だ。”銀色の道”(ザ・ピーナツ バージョン)が頭の中に流れる。あの時の雪から”遠い 遠い はるかな道”を歩んできたんだ。タワー階段が”銀色の道”にも見えた。

万国博開幕、静まり返った様に見える会場の夜明け。モノレールが静かに走る。記録映画はアフリカ(?)の子供が初めて雪を見るシーンから始まる。パビリオン前に積もった雪を掻き出す係員。そうあの日も雪が降ったんだ。

タワーもあの頃は銀だった。そう言えば跡地に残されているキャビンのパネルも銀色に塗られてしまった。全面、銀世界にしてしまった方の世界観は?上空を見上げれば雪が目に入ってきた。雪の万博公園も乙なものだとシャッターを切るも写真に写っていた雪はゴミの様にも見えた。
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by banpakutantei | 2008-01-19 02:37 | 万国博 | Comments(0)


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