07 マニアエキスポ。カナダ館のカケラ。

d0065737_23471320.jpgにぎやかに開かれ、あっけなく終わってしまった07マニアエキスポ。沢山の展示品は跡形も無く片付けられ、がらんとした鉄鋼館ホワイエは元の静寂を取り戻しひっそりとしている。筈だ。

今回のマニアエキスポで最も印象に残ったのがカナダ館のミラーのカケラ。まさか出会えるなんて... 隣に”万国博 夢の跡 破壊される万国博会場”と題したアサヒグラフを置くところが良い。

そう言えば私が行った時は気が付かなかったが幻の映像”ツリーの最後”と”嗚呼消え行く万国博”が流されたらしい。あれを初めて見た時の衝撃と言ったら...

d0065737_18394590.jpgスイス館のツリーの一部は以前、万国博記念館に展示してあったそうだが現在は奥の奥の奥に収蔵されたまま出番が来るのを待っている。次回あたり、どうか?ちなみにあとの二つは太陽の塔”生命の樹”とブリティシュコロンビア館の”モミの木”。以前行った鶴見緑地に残るもう一本が本当に神木となっていたのには驚いた。

”許可を得、会場跡に入り今は動かない”動く歩道”を歩いて行くと、いくつもの巨大なクレーンからぶら下げられた鉄球が(パビリオンの)壁面に挑んでいた。”

と、瓦礫の山となりつつある万国博の風景を報じる。その表紙の写真がカナダ館の割れたミラー。写真のミラー下方には停まった”動く歩道”と思われるものが反射している。


d0065737_16394497.jpg表面を鏡で覆われたカナダ館は、やたら太陽光線を反射する”光害”を放っていたそうだ。

パビリオンの真ん中に立っていた円盤の美しい鏡は数々の万博本の表紙を飾っている。どの様に採取されたのかは聴きそびれたが多分、解体に携わった方が拾ってきて保存しておいたのだろう。

今回、鉄鋼館の天井を映すミラー。37年前は、まばゆいばかりの会場風景を反射させた。そこに映っていたのはオーストラリア館?ドイツ館?フランス館?それともケベック?

解ったサンヨー館だな。こんな小さなガラスのカケラに思いを巡らす。残念ながら当時の景色は焼き付いていない。覗き込めば少年の37年後の顔を映す。

「鏡よ鏡..鏡さん もう一度、そこに万博会場を映しておくれ。」と唱えるもミラーは無言のままだ。大阪万博の翌年放映されたミラーマン。彼の様にミラーに飛び込めば懐かしの万博会場に出る事が出来のか?

「ミラー・スパーク!」と何度か心の中で叫ぶが、ふいに”あれっ、もし本当に行ってしまったら、どうやって帰ってくるんだ?”といらぬ心配をしていた。
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by banpakutantei | 2007-10-19 02:53 | 万国博 | Comments(4)
Commented by よし坊 at 2007-10-24 02:03 x
「ツリーの最後」会場で見ました。まさに「衝撃映像」 ツリーを枝ごと落とす!電球をカチ割る!唖然としました・・・勿体無いお化けが出ますよ~

「ミラーマン」MXテレビで現在再放送中ですね~(MXテレビ、何故か映らないので見られません)(泣)

日曜日の日テレ「いつみても波乱万丈・・・」は黒川紀章さんでした。(ご覧になられましたか?)
放送を見たら中銀カプセルタワービルを急に見たくなりまして、無事を確認してきました。1階にあるコンビニが営業していたので、暫くは取り壊しはないかと・・・
Commented by banpakutantei at 2007-10-24 17:26
”ツリーの最後” 撮影された方はスイス館の建築に携わっていました。 最初から会期終了後は取り壊しが決定していたとはいえ どのパビリオンも 建設に関わった方は 複雑な心境だったと思います。

機構以外に幾つか現存するスイス館の電球やアルミフレームは、あんな風景の中から持ち帰られたものなんですね。

中銀未だ残っていましたか。少しでも長く残っていて欲しいですね。

「いつ見ても波乱万丈」 見ました。 良かったですね。
改めてその偉大さを感じました。黒川さんの泪を含め ご自身、それ程長く生きられそうに無いのを感じとっていたかのコメントが所々見られました。ご冥福をお祈りします。
Commented by まつかぜ at 2007-10-25 13:26 x
スイス館の電球、館長に分けてもらいました。でも、恐くて未だ明かりを灯していません。大半は破壊されてたんですね。そりゃそうか~。
Commented by banpakutantei at 2007-10-25 18:33
まつかぜさん お久しぶりです。

スイス館の電球。あれですね。 羨ましいです。
世界で最も貴重な電球だと思います。

32000分の1。 灯すのは 確かに 恐ろしいですね。




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