九月に週刊ファイトが休刊したと思ったら後を追う様に、元編集長 井上義啓 さんも逝去されてしまった。”ファイト死すとも井上(プロレスは)死せず”だったのに..ご冥福を祈ります。
プロレス界の今。と言っても最近はあんまり見ていないので多くは語れないが...数ヶ月前、丁度私の車の前を走る新日本プロレスの宣伝カー。
プロレスは今でも地方巡業を行っている。後には”曙、参戦決定!”と書かれている。予定されたメンバーでのチケットの売れ行きが芳しくない為なのか新たに曙が投入されている。”史上最強の素人”ボビーオロゴンにも勝てなかった彼にどれだけの集客力があるのだろうか?
曙の相撲界引退後、初めての格闘技戦が大騒ぎされたのは何年前の年末だったのだろう?。リング上からのカメラは象が倒れる様に崩れた彼の背中を大写しにしていた。それはそれで試合内容とは別の壮絶さが伝わってきた。
K-1で全く結果を出せなかった元横綱の終着駅は結局プロレス界だった訳だ。そんな彼が客寄せパンダとして”しばらく”は通用してしまうのもプロレス界。でも客は彼の強さなど見たいと思っていない筈。見たいのはゴロン、ゴロンと転がされる姿。
元々圧倒的な悪役顔なので、もっとスタミナをつけて(無理な話だけど..)圧倒的な強さを見せニヤっと笑いさえすれば圧倒的なヒールになれるのに...そうなった時に対極する圧倒的強さを見せる事が出来るレスラーがずっと出てこないのが今のプロレス界なのだ...
曙さんは大晦日、身長230センチ ジャイアントシルバとの対戦が予定されている。
「以前の僕といっしょだと思ったら、(シルバは)やけどするよ」と以前と同じ様にボーっとコメントしている。
曙太郎がK-1で戦った全記録!←凄く面白いです。