横須賀での仕事の帰り、逗葉道路の丘を超え逗子海岸に出る。夏の初めなのにBGM的には”入り江の午後三時”byユーミン。突如、黄金の”
若い太陽の塔の顔”が現れた。
「な、な、何だこれは?」と”Be TARO!”してみる。こんな場所に岡本太郎。”太陽の季節、ここに始まる”車で走行中ながらも、しっかり読めた文字。あっと言う間に通過してしまったのでUターンして確認してみる。
どうやら石原都知事の作家時代の作品”太陽の季節”の記念碑らしい。石原さんは名前を慎太郎から太郎に”Be TARO!”したい程、岡本太郎を敬愛しているそうだ。帰ってから検索してみると
石原軍団も列席して盛大に序幕式も行われた様だ。
太陽の塔と言う名前は大屋根を突き破る姿がこの作品のあるシーンを連想させ命名されたと訊いた事があるが、その前年に犬山に作られた若い太陽の塔にも”太陽”と付いているので、その辺りの信憑性は疑問でもある。
ここから小田原へはひたすら左手に海岸線を見ながら走る。幾つもの海水浴場が連なる俗に言う湘南海岸だ。長い梅雨も明け湘南海岸はやっと夏本番。短い夏の始まり。文字通り”太陽の季節ここにはじまる”。
昨年ちゃんと元のケースに戻しておいた”Mr.サマータイム"をBGMに季節に関係なく渋滞している道をトロトロと走る。