さて、神田古書店街に大阪万博はあるか?こんな
大物に出くわした事もあるが一般に流通したものは、ほぼ手にしたらしく遭遇するのは書棚にあるものばかり。素敵な出会いをしたいのは、その存在すら知られていない書籍や資料の類だ。
神保町のとある古書店の奥にはマニア向けの万博本、パビリオンの図面集”図集EXPO70”が冬眠している。気付いたのが二年くらい前だが、いったい何時から眠っているのか?これは以前、大阪の堂島の倉庫に眠っていたのを掘り起した。
ここにあるのは、状態が悪い割りに4万5千円の値が付いているので、その価値は認められている訳か?売れたかどうか、行く度に何故か確認してしまうが置場も変わらず、熟成を続けている。
万博本に出会う頻度ならば、本場大阪か。大抵、何かしら見かける。今年5月,大阪日本橋付近にてアダルトな品揃えが豊富な古本屋の片隅にパビリオン建築の名本”架構空間人間”を相場の半値で見つけたりもした。これも持っていたので買わなかったが、こんな処にも何気なく大阪万博本が埋まっていた事に驚いた。
弁明しておくが、アダルトの古本屋に入ったのではなく、入ったらアダルトが豊富だったと云うことだ。些細な事だが..一応。神保町すずらん通りにも店半分から奥がいきなり全く違う世界になってしまう書店があるが、あれも結構ビックリする。