映画「女囚さそり」に昭和の東京を探す「さそりの東京」第五回&最終回はこのシリーズで一番気になっていた場所。
それは、さそりの代表的なスチール写真にも使用されているこの場所。さそりと言えばこのカット。
第四弾「701号怨み節」のオープニングでさそりが登場しエンディングで去っていった地下道。
駅のホームにも見えるこの通路。一体何処なんだろう?ずっと疑問に思っていた。ネット検索しても出てこない。
是非この場所に行ってみたかった。公開から40年以上が経過。果たしてあるのだろうか?と思っていた。
長く直線で続く通路。50メートル以上はあるのだろうか?等間隔で続く柱。
それ程、高くない天井。右には掲示板らしきスペース。その場所のヒントは幾つかあった。
2年前の日比谷の地下街で、それらしき通路に遭遇した。
「これは...うーん。似ている。」
確信は持てないけど、相当似ている。結構似ている。かなり似ている。
さそりは丸の内周辺でのロケも多い。そんな意味でも此処は近い。
映画と違う部分があるのは改修された為じゃないだろうか?
今にも通路の向こうからさそりが歩いて来そうだ。「カツーン、カツーン」さそりの足音が聞こえて来そうだ。
此処だよ。此処しか無いじゃないか。きっと此処が「さそりの地下道」。そう思いたい。
「701号怨み節」のラストシーン。
と同時に梶芽衣子版さそりシリーズのラストシーン。さそりが消えた通路を同じ様に歩いてみる。
突き当たりの階段を登り、さそりは何処へ行ったのだろうか?