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カウントアップ EXPO70パビリオン公開から143週。

カウントアップ EXPO70パビリオン公開から143週。_d0065737_1143887.jpg「太陽公園」は道路を挟み石と城のゾーンに分かれている。移動中に野球の練習場があり練習試合が行われていた。

そこには「東洋大姫路」の看板。おぉ...私が姫路と聞いて姫路城と並んで思い浮かべる記号。ここが甲子園常連校の東洋大姫路の練習場なのか...。何でも甲子園球場と同じ敷地面積なのだそうだ。広い。

ドカベンで描かれたならば白鳥城に打球を当てる超高校級のスラッガーがきっと描かれただろう。

練習初日。チーム内紅白試合に出場した彼は3年生エースの球を一振り。カキィーン。
カウントアップ EXPO70パビリオン公開から143週。_d0065737_1143259.jpg打球は甲子園並みの広さの練習場の場外。更にその先の白鳥城まで孤を描き城の壁を直撃した。そのシーンを水島新司がどう描くかを想像出来る。

白鳥が羽ばたく様にしなやかに飛んでいく打球。実際ベンチには「飛ばせ!白鳥城の頂まで!」と書かれているかもしれない。

大阪万博の年の夏の甲子園。優勝は我が神奈川の東海大相模。「俺、東海大相模に行く!」クラスでは高校に行って野球をやるやらないに関わらず行きたい高校の筆頭になった。

小学生の私は「だい」と言う響きに「でっかい」をイメージした。

カウントアップ EXPO70パビリオン公開から143週。_d0065737_11435367.jpg対戦相手だったPL学園のPLも特別な響きに聞こえた。「PLの意味」がクラスで話題になった。「学園」なんて付いているだけでゾクゾクした。

今でこそ高校野球って読んで字の如くでしかないけれど、その頃は出場している高校の名前は何か特別な記号を意味していた。

鉛筆を転がして遊ぶ野球ゲームが流行り、クラスでは連日「熱闘甲子園」が開催されていた。甲子園に登場した高校の中から各自、好きなチームを選んだ。

その高校が何処にあるなんて知りもしないので同一県からの出場もあった。今治西とか銚子商業とか報徳学園とか浪商とか...全てが記号に聞こえた。

カウントアップ EXPO70パビリオン公開から143週。_d0065737_11441162.jpg中学になるとそれを応用した大相撲ゲームがはやり連日 小田原場所が催された。大相撲の四股名もやはり記号の様に聞こえた様だ。東海大相模が東海大相撲と呼ばれていたと知ったのは近年になって。

柔道をやっていたドカベンが何時の間にか野球をしていた。男どアホウ甲子園。爺さんは孫の出生届けに甲子園と書いてしまったが子供の名に万博と付けたのに通じる。大阪万博の年の夏の優勝校東海大相模。良く似た名前の高校が甲子園に出てきた。

東海の海と東洋の洋、どちらも海を連想させる。エキゾチックな響きの東洋に「でっかい」大..続く姫に柔かさ。様々な意味を連想させる漢字の複合名。全てがドカベンの世界。その年の春の高校野球の行進曲は「世界の国からこんにちは」だったそうだ。
by banpakutantei | 2012-12-15 14:36 | | Comments(0)


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